Codexを使っていると、
コマンドの実行結果がずらーっと返ってくることがありますよね🐧
テストの成功ログ、
検索結果、
Gitの差分。
作業に必要な情報ではあるんですが、
毎回読む量はけっこう多い。
この出力を短くできたらトークンの節約になるのでは? と思って、
RTKを入れてみました。
2026年10月18日に導入して、
22日に履歴を集計。
約4日使った結果を書いておきます!
4日使った結果、コマンド出力の推定量は約13%減った
僕の環境では、
RTKが記録した対象コマンドの出力を推定13.03%減らせていました。
削減量は約45.6万トークン。
地味だけど、
積み重なるとけっこうな量です。
| 集計項目 | 結果 |
|---|---|
| 集計対象 | 4,270回のコマンド |
| 圧縮前の推定量 | 3,499,566トークン |
| 圧縮後の推定量 | 3,043,472トークン |
| 推定削減量 | 456,094トークン |
| 推定削減率 | 13.03% |
集計時点は2026年10月22日20:23(日本時間)。
Codexの総使用量や料金が13%減った、
という数字ではありません。
RTKが記録したコマンド出力の圧縮前後を比べたものです。
今回の履歴はRTK全体の集計で、
Codexのセッションだけには絞っていません。
導入時の動作確認も含みます。
また、
RTKの集計条件に合わせて圧縮前の推定量が7,500を超える151件は除外しました。
トークン数自体も、
RTKが出力のバイト数を4で割って求めた推定値です。
モデルが実際に数えたトークン数とは区別して読んでください。
RTKが短くするのは、コマンドから返ってくる出力
RTKは、
Gitやテストなどのコマンド出力をフィルタで整理するCLIツールです。
成功ログをまとめたり、
同じ種類の情報を集約したりして、
AIに渡る文字量を減らします。
例えば、
Gitの状態確認をRTK経由で実行するときはこんな形。
rtk git status
僕の環境ではCodexのフックも設定して、
対応するコマンドが自動でRTK経由になるようにしました。
実際に、
新しく起動したCodexが通常のGitコマンドを実行したときに自動変換されるところまで確認しています。
圧縮に別のLLMを呼んでいるわけではなく、
コマンドに合わせた処理で出力を整理する仕組み。
対応していないコマンドは元のまま実行されるので、
何でも一律に短くなるわけではありません。
よく効いたのは、テスト結果と検索結果
処理の種類ごとに見ると、
削減率にはかなり差がありました。
全体と同じ除外条件で集計した結果です。
| 処理 | 対象回数 | 推定削減率 |
|---|---|---|
| テスト結果(Vitest) | 19回 | 96.74% |
| 検索結果(rg) | 906回 | 29.16% |
| ファイル読み取り(read) | 1,883回 | 6.46% |
| Git操作 | 530回 | 4.43% |
| その他 | 932回 | 24.43% |
テスト結果は約97%減!!この履歴ではかなり小さくなっています。
ただし対象は19回なので、
あらゆるテストで同じ率になるという話ではありません。
一方で、
回数も読み取る量も多かったファイル読み取りは約6%。
Git操作も約4%でした。
テストの高い削減率だけを見て、
普段の作業も同じだけ減ると思うと期待しすぎちゃいますね。
全体の13.03%は、
圧縮前の推定量の合計に対する削減量の割合です。
表にある削減率を単純平均した数字ではありません。
導入時の検証では93.3%。対象が変わると数字も変わる
実は、
導入直後の動作確認では93.3%削減という結果が出ていました。
8コマンドの推定量が6,600から441に減ったという記録です。
ただ、
これはビルドやテストなどを用意して確認した検証用データ。
ヘルプ確認も含む少数のコマンドで、
普段の仕事全体を代表するものではありません。
約4日分の履歴には、
検索やファイル読み取りなどもたくさん入っています。
対象も処理の割合も違うので、
93.3%から13.03%へ性能が落ちたと読む数字ではないんですね。
僕が知りたかったのは、
自分が普段やっている作業でどれくらい減るのか。
導入時の検証結果と、
使い続けたあとの集計を分けて見るのがよさそうでした。
Codexへの導入で確認したこと
導入時の環境は、
WSL2上のUbuntu 24.04.5、
Codex CLI 0.163.0、
RTK 1.0.1です。
RTKはバージョンを固定して取得し、
SHA-256を確認しました。
既存の設定をバックアップしたうえで、
Codex向けの初期設定に使ったコマンドがこれ。
rtk init -g --codex
初期設定のあとにフックの有効化と信頼設定を確認して、
Codexを新しく起動。
通常のGitコマンドがRTK経由になり、
短い出力が返るところを確かめました。
起動済みのセッションには設定が読み込まれていない場合があるので、
導入後の再起動もセットです。
インストールやフック設定はバージョンによって変わることがあります。
これから入れる場合は、
今回使ったRTK 1.0.1のCodex向け設定手順と、
利用するバージョンの案内を確認してください。
エラーまで消えてしまうと困るので、
導入時には失敗するケースも確認しました。
PHPの構文エラーでは終了コード・ファイル名・行番号、
CTestの失敗では終了コードとテスト名が残ることを確認済みです。
すべてのコマンドや出力形式を網羅した検証ではありません。
自分の環境の削減量はrtk gainで見る
使い始めたあとに集計を見るコマンドはこちら。
rtk gain
JSONで取得したいときは、
この形式です。
rtk gain --format json
僕が使っている1.0.1では、
単に--jsonを付ける形式ではありませんでした。
オプションが違うときはrtk gain --helpで確認できます。
全体の数字だけでなく、
普段よく使う処理でどれくらい減っているかを見ると、
自分の環境での効き方がつかみやすいです。
コマンド別に集計し直す場合は、
期間と巨大出力の除外条件をそろえる必要もあります。
今のところ、入れたまま使っていくつもり
約4日使ってみた感想は、
テストや検索の出力を短くしてくれるのは助かる、
という感じ。
自分の環境では全体でも約13%減っていたので、
続けて使う価値はありそうです。
ただ、
Codexの利用上限まで長く使えるようになったか、
作業時間が短くなったかはまだ比較していません。
出力が短くなったことと、
仕事全体の改善は分けて見ておきたいところ。
これから試す人も、
導入直後の数字だけで判断せずに、
普段の作業をしばらく続けてから履歴を見てみると面白いと思います🐧
参考
以上!!
誰かのお役に立てれば嬉しいです🐧
